靴クリームには油分やロウ分が含まれており、販売時のシューズにはフロアでのスリップを避ける為、補色調整や光沢を出すためのクリームは使用されておりません。
革製品の為、ある程度の周期でケアした方が靴自体は長くご利用頂けますが、使用したクリーム等の磨き残しが床に付着すると、転倒の原因になりますので、拭き残しの無いよう注意して行ってください。
屋内で使用する事が主なタップシューズの磨きには、表面の汚れを落とす以上に、柔軟性をキープさせるための養分を与えることが大きな目的となります。
靴の磨き方に関しては、一般的な革靴のメンテナンス方法と同様です。
1.シューキーパーを靴に装着します。シューキーパーを入れる事で、履きシワ伸び汚れなどを取りやすくします。
2.馬毛ブラシを使い表面のほこりや汚れを落とします。
3.汚れ落としクリームを使い汚れを落とします。
4.シューズクリームを全体に伸ばしていきます。キズや色褪せ部分等の細かな部分も塗っていきます。
5.クリームが乾燥しないうちに、豚毛ブラシを全体にかけながら余計なクリームを取り除きます。
6.クロスで磨きをかけて仕上がりです。
使用するクリームは、一般靴と違い伸縮性や柔軟性が求められますので、革のしなやかさをキープするために単純な補色用クリームでは無く、栄養の成分が入ったものがおすすめです。
エナメルシューズに関しましては、通常の靴クリームが使用できませんので、専用のローション等を使用した定期的なメンテナンスが重要になります。メンテナンスを行うことにより、エナメル本来の光沢を取り戻し、傷が付きやすい表面の保護が出来ます。